長散歩

関門海峡 長散歩 その2

壇ノ浦の戦いの銅像と関門橋

こんにちは! イチです。
秋も深まり、やや肌寒くなってきましたね。
今回は北九州市の小倉駅から関門海峡を渡って下関市の下関駅まで
やや長い距離ですが、散歩(以下、長散歩)してきたので、その報告をしたいと思います。

前回のその1では和布刈神社までをご報告しましたので、今回はその続きです。

前回 関門海峡 長散歩 その1

長散歩コース紹介(関門海峡コース)

コース概要は以下の通り

  1. 小倉駅出発
  2. 国道199号線を門司方面へ
  3. 西海岸一丁目交差点から大連通りに入り門司港レトロへ
  4. 門司港レトロ観光
  5. 門司港レトロ観光線の線路沿いの遊歩道(めかり街道)をめかり方面へ
  6. 和布刈神社に参拝
  7. 関門トンネル人道を下関方面へ
  8. 関門トンネル下関方出口から国道9号線を下関駅方面へ
  9. 赤間神宮に参拝
  10. 唐戸市場・カモンワーフに立ち寄り
  11. 再び国道9号線を下関駅方面へ
  12. 下関駅到着

延長19kmです。

今回のルート図です。ご活用ください。

また、このコースの大きなメリットが3つあります。

  • すべての行程で歩道または歩行者・自転車専用道を通るため安全
  • 勾配がほとんどない
  • 景色・観光地に恵まれている

特に歩道が整備されているのは大きいですね。安心感が違います。
また、道も比較的単純で分かりやすいと思います。
沿線にお店や公園、公共施設が多数あるためトイレに困らないのもいいところです。

前回は和布刈神社までのご紹介でした。
今回は⑦関門トンネル人道からのご紹介です。

関門トンネル人道を下関方面へ

和布刈神社の出て、すぐにあるのが関門トンネル人道入口です。

関門トンネル人道入口(門司側)

関門海峡を渡る方法はいくつかあります。
・関門橋を渡る(高速道路)
・国道関門トンネルを通る(有料道路)
・鉄道を使う(在来線・新幹線)
・渡船を使う
そして、唯一無料で渡る方法が関門トンネル人道を徒歩で渡る方法です。

関門トンネル人道は自転車やバイクも下車してエンジンを切って押してなら入ることができます。
ただし、自転車やバイクは20円かかるようです。

なお、通行可能時間は6時から22時までとなっていますのでご注意ください。

人道入口(門司側)のエレベータ

トンネルに入るためにはエレベータで地下に降りていきます。
門司港名物のバナナのたたき売りをイメージしたラッピングがしてあります。

関門トンネル人道エレベータ内部

サイズが大きめエレベータと小さめのエレベータの2台があります。
なかなか年季の入ったエレベータですね。

トンネル入口の道路標識

エレベータで地下に降りると少し広い空間があり、観光案内などがあります。
そして、トンネルの入口にはしっかりと国道2号線の標識が出ています。
この人道も国道なんですね。

トンネル内部

トンネルは下関側へ進む人と門司側へ進む人のレーンが白線で区切られています。
幅はあまり広くはありません。片側2人並んで歩けるくらいの広さです。

トンネルの延長は780mはあり、トンネルの中間点に向かって下り勾配で、中間点を過ぎると出口に向かって上り勾配になるという構造になっています。しかし、歩いていてきついと思うほどの勾配ではありません。

780mは長いなと思っていましたが、意外とすぐに下関側に到着しました。

関門トンネル人道入口(下関側)

再びエレベータに乗り地上に登ってくると、そこは山口県下関市です。ついに本州上陸です。
下関側の関門トンネル人道入口には駐車場などがあり、門司側より立派な感じです。

関門トンネル下関方出口から国道9号線を下関駅方面へ

関門トンネル人道の下関側出口から出て、すぐ目の前に走っている道路が国道9号線です。
人道を出てすぐの道路反対側に大砲や銅像がある「みもすそ川公園」があります。

復元された長州砲

この大砲は江戸時代末期の馬関戦争(下関戦争)のときに外国船を攻撃した大砲を復元したものだそうです。
長州藩(山口県)VSイギリス・フランス・オランダ・アメリカの戦いですから、今考えるととんでもない戦いですね。長州藩の勇気と覚悟には恐れ入ります。お金を入れると音と煙が出るらしいのですが、今回は試しませんでした(汗)。どんな感じなんでしょうかね?

長州砲の隣には源平合戦の銅像が建てられています。

源義経と平知盛の像

源平合戦最後の戦いである壇ノ浦の戦いの像です。上の写真の左側が源義経で、右側が平知盛ですね。
義経は八艘飛び、知盛は敗れて入水するときをイメージして作られているのでしょうか?
いずれにしても迫力のある像ですね。背後の関門海峡と合わせて見るとなお良いですね。

像の前には大河ドラマ「義経」に出演していた俳優さんの手形があります。

大河ドラマ「義経」源義経役 滝沢秀明さんの手形

義経の像の前にはタッキーの手形がありました。
義経像の顔もどことなく似ているような・・・
似てないような・・・

みもすそ川公園から国道9号線の歩道を下関駅方面に歩いていきます。
しばらくは海沿いを歩くので景色が最高です。

さらに国道9号線を進むと関門橋をくぐり、民家やマンションが見えてきます。
そのまましばらくすると山側に平家ゆかりの赤間神宮があります。

赤間神宮に参拝

赤間神宮に到着しました。
竜宮城のようなきれいな建物が見えてきます。

赤間神宮

赤間神宮は壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を祭神とする神宮です。
この神宮の中には、壇ノ浦の戦いに敗れた平家一門の墓や、
日本昔ばなしで有名な「耳なし芳一」の木像があります。

唐戸市場・カモンワーフに立ち寄り

赤間神宮から国道9号線を下関駅方面に少し進むと、
海沿いに公園や遊歩道が見えてきます。きれいに整備された遊歩道ですね。

唐戸市場付近の遊歩道

この遊歩道を進むとすぐに唐戸市場とカモンワーフが見えてきます。

唐戸市場

唐戸市場では鮮魚や加工品を販売しており、回転ずしや食堂もあります。
お土産の購入や昼食を頂くのもおすすめです。
なお、営業時間は朝早くからお昼過ぎまでですので注意が必要です。

唐戸市場営業時間
・月曜日~土曜日 5:00~15:00
・日曜日・祝日  8:00~15:00

唐戸市場の隣には多数のお土産店や飲食店が入った商業施設であるカモンワーフもありますので
休憩がてら立ち寄ってみるのもいいと思います。

再び国道9号線を下関駅方面へ

唐戸市場やカモンワーフに立ち寄ったあとは、
いよいよ最終目的である下関駅に向かって再び国道9号線を進みます。

国道9号線の歩道

さすがに1級国道の歩道はきれいですね。幅も広くて歩きやすいです。
カモンワーフから下関駅までは約2.4kmと意外と距離がありますので、
最後の一踏ん張りということで、頑張りましょう。

下関駅到着

ついに総延長19kmの行程を経て、下関駅に到着しました。

下関駅

いろいろな所に立ち寄りましたので、時間にて約5時間がかかりました。
小倉駅から下関駅までは電車で15分の距離ですが、歩いてみるといろいろな発見があり、
とても楽しい散歩だったと思います。

下関駅でお土産に、山口県の有名な日本酒である獺祭を使用したケーキが売っていましたので
購入して帰りました。

下関駅のホーム

まとめ

北九州市の小倉駅から下関市の下関駅までの散歩をご報告しました。
いかがでしたでしょうか?
観光名所も盛りだくさんで、景色も素晴らしく、歩道もしっかりと整備されていて、
非常に良いコースだったと思います。
また、いきなり無理して長い距離を歩かず、
門司港駅~下関駅、門司駅~下関駅といった感じでお好みに合わせて、
距離は変更してくださいね。
機会があれば皆さんも、お散歩してみてはいかがでしょうか?

  • 延長 19km
  • 歩数 20500歩
  • 時間 約5時間

外部リンク

関門トンネル人道(北九州市観光情報サイト)https://www.gururich-kitaq.com/spot/%E9%96%A2%E9%96%80%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E4%BA%BA%E9%81%93

赤間神宮(下関市公式観光サイト)https://shimonoseki.travel/spot/detail.php?uid=179

唐戸市場http://www.karatoichiba.com/

JR九州  下関駅時刻表https://www.jrkyushu-timetable.jp/cgi-bin/sp/sp-tt_list.cgi/27503

JR西日本 下関駅時刻表https://www.jr-odekake.net/eki/timetable?id=0800658